【面接官に一貫性がないと言われた】志望業界が絞れない就活生向けのONE CAREERを活用した内定バイブル!
目次 0.本記事の内容 1.選考で一貫性が大切な理由 2.【不器用な就活生向け】複数業界・職種を同時に受ける方法 ①自己分析の仕方 ②ONE CAREER『合格の秘訣』を使ったES/面接対策の仕方 3.まとめ |
0.本記事の内容
就活生の皆さん、こんにちは!
この記事にたどり着いたということは、就職活動に何かしらの不安や焦りを抱いていることでしょう。
トサカン(筆者)も2年前は就活生として、40社以上受けて4年生5月末時点で一つも内定がないという焦りを感じながらも、何とか最終的には三社(中規模IT企業←内定受諾/メガバンク緑/国民的農業系組織)の内々定を頂くことが出来ました。
そんなトサカンが就活中に苦しんだことは、ズバリ「一貫性」のアピールです。
選考では「一貫性」がめちゃめちゃ重要です。
「一貫性」をアピールできれば、そんなに悪い結果にはならないと思います。
一方で、会社説明会やOBOG訪問などで会った社会人の方々の影響を受けやすく、人生観や就活軸がコロコロ変わる人は、選考突破の難易度が超絶ハードになります。選考で「一貫性」をアピールする為に、毎度毎度自分自身のストーリーを作り替えなければならないからです。(トサカン自身がそうでした笑)
トサカンは、志望業界も職種も、とにかくコロコロ変わりました。「一貫性」を持たせられず、4年生5月末時点で40社以上の選考に落ちて、内定は1つも持っていませんでした。
そんなトサカンですが、徐々に「一貫性」を持たせるためのストーリー作りのコツを掴み、4年生6月にようやく初内定。
この月は最終的に全く別業界を5社受けて3社内定、1社最終辞退という結果まで、持ち直しました。
選考にはコツがあります。本記事でコツを知ってもらい、会社を選ぶことに時間をかけられる人が増えたらいいなと思います。
1.選考で一貫性が大切な理由
よく選考で聞かれることとして「自己PR(or自己紹介)」「長所短所」「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)」「志望理由」「他に受けている企業(or業界)」があります。
採用担当の方はこれらの情報をもとに「一貫性」があるかを探り、就活生の自社に対する熱意・マッチ度を判断します。
「自己PRで話している強みは本当にその就活生の強みなのか(弊社に合わせているだけではないか)」「その強みは本当に弊社で活かせそうなのか」「この就活生の性格や過去の経歴からして、弊社よりも今選考中のB社に行ってしまう可能性のほうが高くないか」といった具合です。
勘が鋭い方はもうお気づきかもしれません。そうです。
「なんとなく魅力的な会社だから取り合えず受けてみる」というスタンスだと、他の会社に通用した情報も通用しません。(もちろん、合わない企業に入らずに済むというメリットもあります。むしろ、それが面接の目的だったりもしますが、内定がなく焦っている場合は、1つ内定をもらってから、落ち着いて就活を楽しむことが優先かと思います。)
とりあえず1つ内定をもらうためにも、選考に通用する「一貫性」あるストーリー(過去の経験〜将来やりたいこと)を各会社ごとに用意する必要があるのです。
2.【不器用な就活生向け】複数業界を同時に受ける方法
①自己分析の仕方
こちらは就活を終えた先輩にヒアリング(小学校高学年〜現在のエピソード)をしてもらうことが一番かと思います。
トサカン自身はエンカレッジという就活支援企業の支部が自身の所属大学にあったため、そちらの方(同じ大学で1学年上の先輩)にヒアリングをして頂きました。
ヒアリングの項目としては以下の通りです。
これらを小学校高学年、中学、高校、大学という順にヒアリングしてもらい、自分の人間性や価値観の変遷を言語化していきます。
■ヒアリング項目
・どんな学生だったか
(外で遊ぶか家で遊ぶか、勉強は得意だったか、どんな子と仲良かったか、どんなことに対してプライドを高く持っていたか…etc)
・特に印象に残っている出来事は何か
(部活で県大会出場を決めた試合で試合に出られなかった経験、他薦で生徒会長になった経験、徐々に学業成績が伸びたり一気に落ちたりした経験…etc)
・進学先、部活の入部先、バイト先のそこに決めた理由
自分の人間性や価値観の変遷を言語化したら、次はその中で就職した後も大事にしたいキーワードを3~5個ほどピックアップして、メモをして置き、自己分析は一旦終了です。(自己分析は終わりがないので、最低限ここまでしたら一旦は次に移ろうという意味です。)
※他者にヒアリングを依頼する以外の方法
基本的に第三者目線で質問してもらうのが良いかなと思いますが、それだけでは足りないという方向けに自己分析用の書籍も紹介します。
(出典:ダイヤモンド社 絶対内定2023-自己分析とキャリアデザインの描き方-杉村-太郎 https://www.diamond.co.jp/book/9784478113295.html )
こちらの本はダイヤモンド社の出版する有名な自己分析バイブルです。
500ページを超える書籍ですが、全部のページをじっくり読みこむ必要はありません。
途中で出てくる自己分析のためのワークシートの中から、自分が分析しきれていなさそうな部分をピックアップして自己分析に役立ててもらえたらと思います。
②ONE CAREER『合格の秘訣』を使ったES/面接対策の仕方
自己分析を終えて、大事にしたいキーワードをピックアップしたら、次は自分が受ける会社が求めている人材像を探ります。
基本は企業HPを見たら良いのですが、こちらはかなり時間がかかります。どの企業HPもブランドイメージを守るために当たり障りがない同じようなことが記載されており、その企業の求める人材像を具体化することが出来ないからです。
そこで、有効なのがOBOG訪問で実施にその企業で働いている方、もしくは働いていた方に社員の特徴や求められそうな人材について訊くことなのですが、こちらは世にたくさん記事が出回っているので、本記事では触れません。
トサカンが今回お勧めしたい方法は、就活支援サイト「ONE CARREER」を使った企業分析です。
(出展:ONE CAREER HP https://www.onecareer.jp/ )
こちらのONE CAREERというサイトを運営する株式会社ワンキャリアは、「人の数だけキャリアをつくる」をミッションに掲げ求職者のにとってブラックボックスと化した企業のデータを見える化する事業を行う会社です。
こちらの会社が手掛けるONE CAREERには過去にその企業の選考を受けた方のES内容や選考を受けた所感などが記載されています。
過去の選考の際の口コミ情報が精度高く残っているのがONE CAREERの特徴なのですが、
こちらのサイトの中でも特に有効活用してほしいのが「合格の秘訣」というコーナーです。
以下は三菱商事の「合格の秘訣」欄のほんの一部を切り取ったものです。
○○で働く社員の特徴として、企業理念である***(※1)に裏打ちされた倫理観の高さと、商社パーソンとしての明るさの両者の均整が取れていることが挙げられます。ある社員が説明会で「ビジネスなので利益優先だが、案件を審議に通す際には***の精神に即しているかも説明に入れる」と話すなど(※2)、ビジネスを遂行する上でも倫理感の強さが強く意識されていることがうかがえます。一方で、OB訪問等で関わった学生には最後まで熱意を持ったサポートを行う社員も多く、ある内定者は「仕事とプライベートのメリハリもしっかりした、人間的魅力に溢れた社員が多いように感じた」そうです。No.1商社ならではの魅力的な人材が集う環境が得られるのは、他の企業では得られない○○パーソンの特権ともいえるでしょう。 他社との社風の違いについては、以下の記事にまとめられているのでこちらも参考にしていください。ONE CAREER『【業界研究:商社】5大総合商社「○○・A社・B社・C社・D社」のメイン事業や社風を徹底比較!2020年9月4日 (同記事より一部抜粋)・A社:「人のA社」個を尊重する社風・B社:腰が低く、堅実で落ち着きがある・C社:ひたすら愚直で全力投球・D社:フラットで親しみやすい (カン) |
(参考:三菱商事|21年卒 総合職の合格の秘訣|就活サイト【ONE CAREER】
ワンキャリア https://www.onecareer.jp/companies/51/selection_point/2021/166 )
ご覧いただいてわかるように、上記だけでも「求められる人材」「競合他社との比較」がはっきりとわかります。こちらを読むだけで、ESや面接で就活生がアピールするべきポイントがかなり明確になるでしょう。
アピールするべきポイント(自身の経験から来る人間性・価値観)がわかれば、あとはそのポイントに沿って、ES・面接の準備をします。上記の企業を例にとると「倫理観の高さ・明るさ」が就活生にとって面接の自己PR・長所短所・ガクチカ・志望理由に入れておきたい要素になります。「倫理観の高さ・明るさ」をアピール出来そうな過去の経験があればそのエピソードはぜひともES・面接で伝えられるようにあらかじめドキュメントにまとめて置くとよいでしょう。
こうすることで、就活生自身の経験に一貫性があり、かつ企業の求める人材にマッチしたアピールが出来るようになります。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では志望業界が絞られず、ばらばらの業界を受けているがためにアピール内容に一貫性がなくなってしまっている就活生向けに、「自己分析とONE CAREERでの企業分析」によって、一貫性あるアピールが出来るようになってほしいということをお伝えさせていただきました。
この記事を読んで、つらかった就職活動を少しでも余裕をもって楽しめる方が増えたらいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。